プロテスト実技その6
俺は、本当に緊張していたんだなって思った。
言わなくていい役を言ってしまい、さらに、一発でツモれば2着になる可能性があるって事も、頭にはなかった。
俺は、結果幸運なあがりで、満貫をツモり、2着になった。
ホントについてる。こんな場所で、こんな時に・・・・
俺「ふぅ~」
今からポイントを、試験官から渡された紙に記入する。
俺は、30700点の、+0.7ポイント。
ウマが1着には、30ポイント、2着には、10ポイント加算されるので、
+10.7ポイント。
なんとかプラスで一回戦を終えた。
俺はこの時、今後自分がどうなるかも知らず、よしよし、と思っていた。
次は、1着獲るぞ!
その事しか頭になかった。
5分間の休憩を挟んで、二回戦目。
親決め、サイコロを振り、起家は、また俺!
さらに、緊張して、心臓が速く動きだした。
一発目の配牌・・・・
東が、2枚、マンズが、6枚。
俺は、いきなりのチャンス手をもらって、大きく深呼吸した。
早く東を鳴きたい!早く鳴かしてくれ!ってずっと思っていた。それで、テンパイに近づける。
さらに、相手にも、プレッシャーを与えられる!
何て考えていたら、ツモに恵まれて信じられないことに・・・
9順目に、メンゼンでホンイツのテンパイ!
待ちは、東と、七萬で、シャボ待ち。東で、18000のあがり。七萬で、12000のあがり。
どっちでもいいから、早くあがりたいと強く思い、息を殺した。
10順目、ついに下家が東を河に捨てた。待ちにまった牌がでた・・・
続く・・・・
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