プロテスト実技その10
東1本場
もう連荘させるわけにはいかない。
そんな気持ちが届いたのか、流局・・・
それからの局は、ホントに均衡して、点棒移動はほとんどなかった。
俺の点数が、27800点で迎えたオーラス前。
もういつベルがなってもおかしくないと思っていた。
ただ、なんとか2着の位置につけていた。
ここへきて、かなりいい配牌をもらって、気合もかなり入った。
だが、イーシャンテンになったところで、最後の必要牌がはいらない。
毎回ツモるたびに、ただ、祈った・・・
(早くはいってくれ・・・)
と、思っていたら、現在ラス目から「リーチ」
追いついてくれ!テンパイできる牌は、たくさんあるんだから、早く!早く!
そして、気合を込めてツモった牌は・・・・・
自分が、アンコで持っている6ピンの筋牌の3ピン。
相手の捨て牌を見ても、度本命の牌!
ただ、そんな事は分かっていた。嫌ってほどに。
だだ、ここで通せば勝てる自信はあった、そして、トップになれる確率は格段にあがる。
抱えて、遠回りしてあがるのは、きついって事も分かっていた。
俺は、一拍おいて、河に3ピンをきった。
(通れよ)って祈りながら・・・
「ロン、8000」
俺は、「はい」と言って、8000点をだした。
そして、今日一番の深呼吸をして、サイコロをふった・・・。
続く・・・・
関連記事